他の熱源方式と比較したガス式床暖房のデメリット

部屋の空気を汚すことなく、冷えやすい足元からぽかぽかと体を温めてくれる床暖房は病院や保育園などだけでなく、近年では一般家庭にも大きく普及している暖房機器です。特に、小さなお子さんやペットのいる家庭では、石油ヒーターのように空気が乾燥したり風でほこりが舞うこともなく、またエアコンのように作動音が気になったり床がいつまでたっても暖まらないようなことがないので人気があります。また、室内で直接火を燃やすわけではないため火災の心配がないのも、石油ヒーターやストーブと比べると大きなメリットです。一言に床暖房といっても熱源による種類は様々でそれぞれ異なった長所と短所があります。ここでは、ガス式の床暖房のデメリットについて、他の熱源のものと比較しつつ解説していきます。

ガス式以外の熱源の床暖房の種類は?

床暖房の熱源は、まず大きく分けて電気ヒーター式と温水式に分かれます。電気ヒーター式は床下に張り巡らされた発熱体に電気を通すことで発熱させるものであり、床下に電気毛布がたくさん敷かれているのと同じです。電気ヒーター式はイニシャルコストが低いのが魅力ですが、電気代がかなり高額になるため、脱衣所など一日の中で短時間しか使わない部屋で使用されるのが一般的です。一方の温水式は電気、ガス、灯油などの燃料で温水をつくり放熱するものであり、太陽の熱を利用した製品も販売されています。電気でお湯を温めるタイプのものはオール電化住宅ならエコキュート、そうでなければヒートポンプ式の床暖房用の給湯器を設置するのが一般的です。また、太陽熱とヒートポンプといった複数の熱源を組み合わせるハイブリッド式の製品もあります。

ガス式床暖房のデメリットは何?

以上紹介したように、熱源によって様々な種類がある床暖房ですが、結論から言ってしまうとガス式床暖房のデメリットはガス料金が高くなることくらいです。まず、電気式(床下に電気ヒーターを張り巡らすタイプ)と比べると、イニシャルコストはかかりますが数年で元が取れ、数十年使うことを考えるとトータルコストはガス式のほうが安くなります。暖まりの早さについても、ガスは火力が強くすぐにお湯を温めることができるため電気式と大きな違いはありません。次に、石油を燃料とした温水式との比較ですが、燃料費はガスのほうが安く、イニシャルコストは変わらないのでガス式に軍配が上がります。最後に電気でお湯を温めるタイプとの比較ですが、ランニングコストだけで考えればオール電化住宅に分がありますが、ガス会社も様々な割引を用意しているので大きな差はありません。